普段なんとなく耳にしている洋楽、その歌詞の意味を考えたことはありますか?今回は、きっとあなたも耳にしたことがある、あの有名な洋楽の歌詞をご説明します。さらに洋楽をつかった効果的な学習法についてもご紹介しますので、洋楽好きの方は必見です!
ワンダイレクション“What makes you beautiful”
自分に自信のない女の子に恋をしている男の子が、「キミはこんなに美しいのに!」と心の中では思っているという歌です。まっすぐな歌詞が魅力的で、英語もキレイですよ。
(1)Baby you light up my world like nobody else
「ねえキミは僕の世界を明るく照らしてくれた 他の誰にもマネできないよ」
■文法ワンポイントアドバイス
like nobody elseの訳がポイントです。likeは2つの意味を覚えておきましょう!
like【動詞】「~が好き」
like【前置詞】「~のような・~と同じように」
今回は前置詞として使われているので、「他の誰でもない人と同じように」が直訳です。意訳すると「キミは僕にとって他の人とは違う」という意味ですよね!
(2)The way that you flip your hair gets me overwhelmed
「キミが髪をかきあげるだけで僕は胸が苦しくなるんだ」
■文法ワンポイントアドバイス
関係代名詞が使われている文です。整理すると、以下のようになります。
The way that you flip your hair gets me overwhelmed
(S)The way (that you flip your hair) (V)gets (O)me (C)overwhelmed
thatから始まる関係代名詞節をカッコでくくると、SVOCの第5文型だということがわかりますね!get O Cは「OをCの状態にする」という意味です。
(3)But when you smile at the ground it ain’t hard to tell,
「うつむきながら微笑むキミは、言葉にできないほど素敵だ」
■文法ワンポイントアドバイス
it ain’t hard to tell は it isn’t hard to tellの崩れた形です。一般的ではありませんが、くだけた英語ではよく使われる表現です。
(4)You don’t know,
Oh, oh,
You don’t know you’re beautiful,
「キミは自分がどんなに美しいのかわかってないよ」
バックストリートボーイズ“I want it that way”のサビ解説!
別れてしまった彼女に対する未練を歌っています。直球で語りかけるような歌詞が、胸に響きますよね!
(1)Tell me why
Ain’t nothin’ but a heartache
「教えてよ
胸が痛くてしょうがないんだ」
■文法ワンポイントアドバイス
Ain’tはis not / are not / am notの崩れた言い方です。主語のItが省略されてしまっていますね。また、文法的に見ればIt is nothing but a heartacheとなるのが正しいのですが、おそらく“not”という気持ちの強さを表すためにこのような歌詞になっていると考えられます。
歌詞は文法的に正しい文ばかりではありませんが、自分なりに解釈するのも楽しいですよね!
(2)Tell me why
Ain’t nothin’ but a mistake
「こんなの間違いに決まっている」
(3)Tell me why
I never wanna hear you say
I want it that way
「キミが「別れたい」なんて言うのを僕は聞きたくないのに」
■文法ワンポイントアドバイス
wannaはwant toの省略形です。ネイティブはwant toをwanna、go toをgonnaと言ったりしますね。これらはカジュアルな表現です。
また、I want it that wayは「そうだったら良いのに」という意味で、itやthat wayが何を指しているかによって意味が変わってきます。ここではI never wanna hear you say に続いているので、「僕が聞きたくないこと」の内容として「キミが別れたいということ」と訳しました。
あなたも曲を聞いてみて、itとthat wayが何を指しているのか想像してみてくださいね!
洋楽を使った英語学習は、「英語を楽しく学んでマスターしたい!」という方にはぴったりの勉強法です!リーディングスキルも高めつつ、ネイティブのような発音も身につけてみてくださいね。